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八経ケ岳

大峰山系2008年7月5日日帰り
行程[行動時間]
行者還トンネル東口〜一ノ垰〜奥駆道出合〜聖宝ノ宿跡〜弥山小屋〜八経ヶ岳〜弥山小屋〜聖宝ノ宿跡〜奥駈道出合〜一ノ垰〜行者還トンネル東口[7時間半]
メンバー:トモさん、キュウさん、トモパパ、トモママ

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梅雨に咲く高嶺の花オオヤマレンゲを求めて

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梅雨のうっとうしい天気が続くと思い出されるのはオオヤマレンゲ。もうそろそろかなあ。まだ早いかなあ、と短い開花時期やら天気予報を見ながらあれこれ考えること一週間。ネット情報ではまだ満開には早そうだけれどお天気が良いのでトモパパママを誘って今年も早朝から出発。


梅雨だというのに昨日の天気予報ではしばらく快晴が続くとのこと。ところが大峰に向かう車のなかで聞いていたラジオで今日は一時的な大雨、カミナリのおそれがあるそうな・・・。まあこの時期だからこういうこともあるだろうということでそのまま決行。山の上には不穏な黒い雲が・・・。

行者還トンネル西口にはすでに駐車場に入りきらないほど車が停められている。私たちは今日はトンネルを通り抜け東口横の駐車場に停めて、その脇の林道を少し下ったところにある登山口から8時すぎ登りはじめる。

この道は比較的新しく整備されたようで登りやすい。しかし今日はめちゃくちゃ蒸し暑い。おまけにアブやらブヨやらハエやらがやたらまとわりつく。小さなブヨのような虫が女性の顔のまわりにばかりまとわりつく。どうやら日焼け止めか化粧品によってくる様子。目だけだして顔をタオルで覆い、汗だくで登る。
けっこう急な斜面を登りきると小さな尾根にでる。そこを少し歩くと奥駈道との合流点、一ノ垰に着く。ここまでで1時間ほど。

20分ほどで奥駈道出合。尾根道では風が気持ちいい。バイケイソウのちらほら咲き始めている。一昨年ショウキランをみつけたところで探してみるが見つからなかった。

聖宝ノ宿跡を過ぎると急なのぼりが始まる。お天気はどうやら無事快復したようで陽射しがますます暑い。こまめに水分補給をしつつゆっくり登る。11時半、弥山小屋到着。国見八方覗でお昼ご飯。

八経ヶ岳に向け出発。だいたいこのあたりで帰ってくる人たちから「今年のオオヤマレンゲは・・・」的な話しがちらほら聞こえてくるものだけれど誰もなにも語らない。うーん大丈夫かな。

鹿よけの柵の中に入るとまずカラマツソウが満開。そしてオオヤマレンゲの蕾が。やっぱりちょっと早かったかな。と思っていると下りの人が「上の方がきれいに咲いていますよ。」と教えてくれた。全開の花は少なかったけど少し開き始めたぐらいの真っ白なオオヤマレンゲは特にきれい。ゆっくり眺めているとどんどん人が増えてきたので頂上に向かう。

12時半頂上着。頂上は人が多く、虫も多いので早々に弥山小屋に戻る。

帰り道、弁天の森付近でトモパパがショウキランを発見。やはり少し早いので一昨年見たものより小さい。 お天気がだんだん悪くなってきて一ノ垰ではカミナリが鳴り出した。とにかく降り出す前に下山したいのでみんなモクモク歩く。3時45分下山。車に乗るとすぐ雨が降り出した。


 2006年のオオヤマレンゲ  


登山口
行者還トンネル東口登山口。

バイケイソウ
奥駈道のバイケイソウ。

マンネングサ
マンネングサ。

コケ
この季節コケの緑がきれい。

 オオバユキザサ
オオバユキザサだと思うけど。

オオヤマレンゲ
オオヤマレンゲ。

オオヤマレンゲ
オオヤマレンゲ。

 ショウキラン
1つだけ見つかったショウキラン。



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久木朋子の木版画