ヒキウス平
■台高山系■2008年12月23日■日帰り 月とシカと冬の花 |
晩秋などの無雪期にできた霧氷がまるで桜の花が咲いたようだ聞き、いつかみてみたいと思っていたのだけれど、ここのところ暖かい日が続いていたのが急に冷え込むようなのでひょっとしたら見れるかもと思い、朝4時に家を出発。 |
ヒキウス平から桧塚と桧塚奥峰を眺める。 |
6時半、大又林道終点に車を停める。まだ真っ暗。山の端の三日月がきれい。霧氷が消えてしまう前にヒキウス平に着きたいので早速ヘッドライトを点けて登り始める。 すぐに夜が明けてきた。ウソの群れがエサを食べている。積雪はない。このまま上まで雪がなければいいのだけれど。理想的なのは地面に雪がなくて木の枝に霧氷が付いている状態。でも、滝のあたりまでくるとうっすらと雪が積もっている。昨日の雨はこのあたりでは雪だったよう。 今日は一番のりだったので先行者はない。うっすらと積もった雪は真っさら。と思ったらシカが先に通った様子。タヌキらしき足跡も・・・ 明神平に近づくとエビのしっぽ状態の大きな霧氷ができている。重みで折れた小枝が道にたくさん落ちている。明神平は積雪はほとんどないがやっぱり桜の花が咲いたようというわけにはいかない。とはいっても霧氷が朝日にキラキラ輝いてとてもきれい。 ヒキウス平へ向かう。遠くの斜面から二匹のシカがじっとこっちをみている。しばらく見つめ合う。明神岳を過ぎると霧氷はほとんどなくなってしまった。 桧塚奥峰の手前のピークから右の尾根へ進む。9時半頃ヒキウス平に到着。明神平より小さめの霧氷ができている。桧塚のほうを眺めるとなんとなく花が咲いたようにも見える。紅葉もすばらしかったけど(ヒキウス平・桧塚奥峰/2008/10/25)今日もまたしみじみ趣深い。 キュウさんは近くの水場を確認しにいった。暖かくなったらここでキャンプをするのだ。一人でぶらぶらしているとすぐ近くでシカがこっちを見ている。しばらく見つめ合っているとキュウさんがもどってきて水は問題なく出ているとのこと。寒いので斜面を少しおりて風をよけ暖かい紅茶とチョコレートパンでお昼にする。 シカ。 来た道を帰る。明神平に着く頃にはガスがでてきてあたりは真っ白。ガスはすぐ晴れたが、車に着くとすぐ雪が降ってきた。 |
月がきれい。寒い。 明神平の大きな霧氷。 明神平。 ヒキウス平。 花が咲いたように見えるかなあ。 花が咲いたように見えるかなあ。 霧の中の霧氷。 |