稲村ヶ岳
■大峰山系■2009年3月29日■日帰り 今シーズン最後の雪山へ |
この冬は暖かく雪も少なくあまりアイゼンを使う事もなく少し心残り。もう桜も開き始めそろそろ花見でもとそわそわしていると、ここにきて少し寒い日が続いているのでやっぱり花見は延期して最後にもう一つ雪山へ。 |
念仏山付近の尾根道。少し霧氷がついている。 |
清浄大橋から少し上にある登山口前の小さなスペースに車を停める。8時すぎ出発。 川瀬谷を登って行く。少し雪があるので軽アイゼンで登る。霧氷はない。雪融け水が勢い良く流れる。 レンゲ坂谷に入ると雪も多くなってきたけれど踏み跡がはっきりしているし凍っているところも少ない。一度雪が溶けてまた新しく少し積もったようだけれど先行者がいるようで歩きやすい。 急斜面になってきたので、十本爪アイゼンに着け代える。まだ滝は凍っている。つららがすごい。踏み跡がついているので比較的登りやすいが雪の急斜面はつらい。 10時前レンゲ辻到着。少し休憩。陽射しがあたるとぽかぽかと暖かいが日が陰るとめちゃくちゃ寒い。ので、早々に出発。踏み跡が念仏山を迂回する夏道の方についているのでそちらのほうへ歩いて行く。 と、途中で踏み跡がなくなっている。見ると急斜面を横切る道。凍ったところにサラサラの雪がのっているような感じ。先行者はここで引き返して冬道をいったのだろうか。きゅうさんがここから直接左上方の尾根にでれば安全な冬道にでるはずと尾根に向かって登りだした。危なくはないがきつい斜面をなんとか登り切ると冬道と合流した。だがこちらは誰も歩いていないようで踏み跡はない。先行者はどの道をいったのだろうか。 冬道はほとんどテープもないが尾根にそって歩いて行く。念仏山の付近はきれいなブナ林に少しだけ霧氷が付いている。やせ尾根で少々歩きにくいところもあるが気持ちのいい道だ。夏道との合流地点には夏道の方へも踏み跡が付いていた。うーん途中で消えた踏み跡はどういうことだったのだろう。不思議だ。 稲村小屋に11時すぎ到着。昼食にするがここはいつきても風が冷たい。ので早々に出発。上から降りて来たパーティーは軽アイゼンか6本爪だったのでここから先もそれほど危なくなさそう。 雪はかなりしまっているので歩きやすい。12時山頂到着。あまり天気は良くないが、山上ヶ岳や大普賢岳、弥山がよく見える。やっぱり寒いのですぐ降りる。 今日はピストン。来た道を戻る。春の陽射しをあびて雪はどんどん融けている。もうこのまま雪はなくなっていくんだろうな。かなりくたびれて川瀬谷を下っていると沢に張り出した木の枝でミソサザイが長い複雑なフレーズをさえずりだした。雪山はもう終わり。残念ながらもう春です。 |
登山口。 滝も凍るレンゲ坂谷。 この急斜面を登ればレンゲ辻。山上ヶ岳への女人結界門が見える。 念仏山付近のやせ尾根。 稲村小屋。冬は閉まっている。 山頂へ向かう道。 山頂から弥山を眺める。 |