8:00、水越峠から旧国道を少し戻った無料駐車場に車を停める。今日の登山口となる青崩までは、さらに徒歩で10分ほど下って行く。青崩の集落の中の小道を通り天狗谷へ。最近まとまった雨が降ったのだろうか、集落の水路は豊富な水が流れ、下手の田を潤していた。
登山道の大部分は植林帯でつづら折れ気味、そんなに息が上がることはない。唯一のクサリ場(全然危険ではなくクサリは不要)や水場を通過し、どんどん登っていく。暑いので休憩したいが、アブが多く、おちおち立ち止まることもできない。沢から離れて上部へと進むしかない。
時おり広葉樹が混じるようになってきた。かなり上まで来たようだ。道標にも山頂まで900mと書いてある。再び植林帯に入ると、ショウジョウバカマがかなり広い範囲で群生していた。もちろん葉っぱだけだが、4月中旬にはいっせいに花を咲かせるだろう。
ほどなく葛城高原キャンプ場に出た。斜面にいくつかの木製テント台が設置してある。杉林で少し陰気だ。いまいちの雰囲気にトモさんも残念そう。でもダイトレ縦走の際にはここに泊まるしかないだろう。
白樺食堂・売店の横から、まずは山頂へ。下界は少し霞んでいた。木陰がまったくないので、葛城高原ロッジ方面で木陰を探し、早めの昼食をとる。おにぎり、卵焼きもうまいが、凍らせたオレンジジュースの溶けかかったシャリシャリが最高!
食後、ススキに寄生する貴重なナンバンギセルを探す。といってもどのあたりにあるのか見当がつかないのでロッジの人に聞いてみると、研修センター裏手でまだ咲いているかもとのこと。行ってみた。あたり一面、背丈ほどのススキでびっしり。こりゃとても見つけられないな。もういいや下山しよう。
そうそう、ソフトクリームを忘れていた。「ソフトクリームを食べてこよう」と出かける前に話していたのだった。売店で「山のソフトクリーム300円」を一個求める。何のことはない、よく見かけるスジャータのソフトクリームだった。これ下界じゃ200円だったな。そんなことはどうでもいい、見る見る溶けていくので二人であわただしくいただく。
下りはダイトレで水越峠へ一直線。まさに何の愛想もない直線の激下りで、水越峠まで1時間もかからなかった。まだ午前12時半。これから登ろうとする人もちらほらいる。駐車場前の沢では何組かのファミリーが水遊びをしながらバーベキューをしていた。お願いですからゴミは持ち帰ってくださいね。
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青崩の集落の家や畑をぬけていくと山道にでる
ちょうど中間地点にベンチと標識がある。ここで休憩。
ヤマアジサイの大きな木があった
ショウジョウバカマの群落。
キャンプ場。
山頂。木陰がなくて暑いけど眺めはよい。
帰りはダイヤモンドトレールで
とにかく急な下りがずーと続く
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