今日は奈良県御所市の高天彦神社の駐車場に車を停め郵便道から登っていきます。7時半出発。神社の左の舗装道路を入っていくと小さな滝があり、木の橋をわたって登山道に入ります。
植林の中の薄暗い山道の脇にはアキチョウジやアキギリ、オオバショウマなど地味な秋の花が咲いています。花の終わりかけのミズヒキやツリフネソウ、葉っぱだけのショウジョウバカマの群落などもあります。さらに登るとギボウシがたくさんあって種をつけていました。ヤマジノホトトギスと少し花弁のそりがちがうヤマホトトギスやミジソバ、うっかりしてると見逃してしまいそうな小さな花が結構たくさん咲いています。地味な花をながめながら単調な植林帯の道を歩いているとなんだか無口になってきます。途中会った人たちも単独で走るようにどんどん登っていきす。私たちもほとんど休みもとらずに上に向かいます。
1時間半ほどでダイトレの合流点に到着。とりあえず葛城神社の裏のブナ林に鳥を見に行きます。おなかがすいたのでお弁当を半分食べていると黒い鳥が。私ははっきりと見れなっかったのですがキュウさんがマミジロと確認。待っていてもマミジロは戻ってこないので、ちはや園地に向かうことにします。
マミジロのオス
途中、観察デッキのエゴノキにヤマガラを見に行きましたが、まだ実がほとんどなくヤマガラはいません。ところがそこでマミジロの群れに遭遇。メスばかり。メスを見るのははじめてだったので最初はっきり識別できなっかたのですが、近くにいたバーダーのおじさんが教えてくれました。
ルリビタキのメスもいました。
マミジロのメス
キャンプ場付近ではカラ類やカケス、メジロなどしか見れず、シャクナゲの道のほうへ。カワチブシやイヌショウマ(もしくはサラシナショウマ)、フシグロセンノウなど咲いているので写真を撮っていると、数人のバーダーがカメラをかまえてます。期待して見てみると、マミジロの群れです。今度はオスもたくさんいました。バーダーの話をもれ聞いたところでは幼鳥もまざっているようですが、どれだかよくわかりません。マミジロはもう充分堪能したので他の鳥を探しにいくと少し離れた木にコサメビタキらしき鳥が。結局近くで見ることはできませんでした。
そうこうしているうちにもう1時。お弁当の残りを食べてまた郵便道を下りて行きました。1時間ほどで下山。
|
天孫降臨神話のある由緒正しい高天彦神社
アキチョウジ
整備された植林帯の郵便道。
カワチブシ(トリカブト)
ゲンノショウコ
ツルニンジン
キンミズヒキ
ヤマボウシの実
イヌショウマかサラシナショウマか・・・
|