トモさんの実家を午前2時半に出発。運転を交代しながらようやく折立登山口についたのは9時半。もちろん駐車場は満杯。路肩すら車でいっぱいだ。100m位戻ったところの空地に駐車。9:45いよいよ歩きだす。
暑い。最初の2時間くらいは樹林帯で影があるのはいいのだが、風がない。汗が止まらない。心底、凍オレンジジュ−スを持ってこなかったことを悔いた。この時期といえば必ず凍オレンジジュ−スを持参し、その溶けかかったので喉を潤すのを至福としている。涼しいだろうからいらないだろうという判断が甘かった。傾斜もそこそこ急で、30分おきの休憩が欠かせない。1934m三角点に近づく頃には樹林もなくなり日差しをまともに浴びる。やや傾斜がゆるくなり石畳もところどころ出てきて歩きやすくなったが、5日分の荷物はさすがに重く、ゆっくり進むことにする。途中マルタイの棒ラ−メンで塩分補給。それにしてもニッコウキスゲやチングルマの多さはどうだろう。
時間がたつごとにザックがずしりとこたえるようになりペースダウンしてきたので、小屋泊まりで荷が軽いトモパパ&トモママに先に行ってもらうことにした。そしてすぐに見えなくなってしまった。トモパパ&トモママは当初「ワシらは体力に自信がないので、しんどかったら太郎平小屋までにしとくよ。雲ノ平はあきらめるよ」と発言していたが、とんでもない。
1934m三角点から単調な登山道を約3時間半、ようやく太郎平小屋に着いた。宿泊手続をすでに終えたトモパパ&トモママと小屋前のベンチでしばし休息。我々は遠慮したが、トモパパ&トモママは当然ビ−ルだ。この先、どれだけのビールをお飲みになるのだろうか。
ひと息つけたので我々は20分ほど薬師岳方面に行ったところにあるテント場へと向かう。太郎兵衛平テント場はすでに7割くらいの入り。北陸エリアの大学だろうか、ワンゲルパーティーの若者が目立つ。トイレはバイオの新築、水場の水量も豊富で、なかなか快適なテント場だ。テント場代は18時頃、小屋の従業員が徴収にきた。30歳をちょっと過ぎたあたりのその従業員は、髪形や年齢、物腰からして、夏は日本の山小屋で稼ぎ、冬はネパールかそこらあたりを気ままに放浪している種族だと察した。きっと間違いない。
夕食を手早く済ます。今回の旅の夕食はすべて、アルファ米にレトルトのカレーや中華丼をかけたもの。レトルトは重くて芸がないが、確実にそこそこ満足できる味が魅力だ。そして湯をそそぐだけのマッシュポテトや海藻サラダ、高野豆腐などを副菜として加えた。
みんな明日の行程が長いのだろうか、夜8時頃にはほとんどみんな就寝。我々もそのくらいに眠くなってきたので床についた。
(出会った鳥・動物) オコジョ
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折立登山口
初めの頃の樹林帯
タテヤマリンドウ。樹林帯をぬけるとリンドウが多くなる。
ミヤマリンドウ
ニッコウキスゲの群落
小屋の付近にはチングルマが多い
太郎兵衛平キャンプ場。
バイオトイレで臭くない
ボケてるけどオコジョです
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