LAPLAND ラップランドトレッキング・はじめに

2019年9月5日〜9日
ウルホ・ケッコネン(Urho Kekkonen)国立公園は、フィンランドで2番目に大きな国立公園。面積は2,550 km2に及び、どこまでも広がる丘陵やたくさんの湿原など、変化に富んだ景観を見せます。北極圏(北緯66度33分以北)にあるため、天気が良ければオーロラも期待できます。広大な公園内には、ハイキング初心者でも安心な標識付のコースがたくさんあると同時に、距離が長くて手強いルートもあります。9月のヘルシンキは比較的暖かいですが、ラップランドではすでに黄葉が始まっていました。

歩いたコース
1日目 サーリセルカ〜Rumakuru
2日目 Rumakuru〜Luulampi〜Rautulampi〜Suomunlatva
3日目 Suomunlatva〜Niilanpää〜KiIlopää〜Luulampi
4日目 Luulampi〜Taajoslaavu〜Vellinsärpimä
5日目 Vellinsärpimä〜サーリセルカ
くわしい地図はこちらで→excursionmap.fi

公園といっても大部分は人工物などない原野。東の端はロシアとの国境になっており、数日くらいではそのようなところに近づくこともできません。今回私たちは、Day trip hut(日帰り用小屋/上の写真)が点在する比較的街に近いエリアを歩きました。このエリアでのキャンプは、Day trip hutまたは後述のLean to shelterの周辺のみ許されています。

Day trip hut 内部。昼間に休憩するための場所で宿泊はできません。机、椅子、薪ストーブの3点はだいたいどこの小屋にもあり、もちろん薪ストーブは誰でも自由に使えます。

これはLean to shelterと呼ばれる、あづま屋のようなシェルター。キャンプファイヤーサイトとセットになっていて、暖をとるにはうってつけ。寝袋だけで寝泊まりしてしている人も見かけました。hutではなく、このLean to shelterもところどころに設置されています。

ほぼすべてのトイレはドライトイレ、つまり洋式の汲み取り式トイレです。きれいとは言いがたく、便座に直接腰掛けるのは気がひけます。腰を浮かすなど個人個人で工夫するしかないでしょう。

基本的にhutやLean to shelterのあるところには薪小屋もあります。白樺を中心とする乾いた薪、それに斧やノコギリが用意されています。落ちている白樺の皮や木切れを集めて焚きつけにしました。どの薪小屋も薪がどっさり入っていました。
ウルホ・ケッコネン国立公園のルールなどくわしくはこちらで→nationalparks.fi

私たちがこの時期ラップランドでキャンプをした一番の目的はオーロラです。冬のイメージがありますが、晴天率の高い秋と春はオーロラのベストシーズンだそうです。寒い思いをしなくてすみます。
くわしくはこちらで→visitfinland.com
オーロラの予報はこちら→Aurora Forecast

● 準備したもの
海外旅行保険、関西空港~ヘルシンキの往復航空券(フィンエアー/出発90日前くらいが一番安くなっていた)、ヘルシンキ〜ロヴァニエミの寝台特急チケット(VRのサイトで購入2人部屋片道108€)、サーリセルカ〜ロヴァニエミのバスチケット(MATKAHUOLTOのサイトで購入1人片道約53€)、現金、クレジットカード、パスポート、パスポートのコピー、地図(サーリセルカの観光案内所で購入、ヘルシンキのアウトドアショップにもありました)、コンパス、薬(胃腸薬、風邪薬、整腸剤、下痢止め、頭痛薬などの常備薬)、行動食(クッキー、パンなど)、4泊分の食料(フリーズドライのご飯もの、レトルトカレー、みそ汁、粉末マッシュポテト、マヨネーズ、パスタ、コンソメ、塩、こしょう、乾燥野菜、高野豆腐、ラーメン、サラミ)、2人用テント、マット、シュラフ(ダウン)、コッフェル、食器類、調味料、粉末の各種飲み物、ガスストーブ(ガスカートリッジはヘルシンキのアウトドアショップで1つ購入)、ネイチャーストーブ、軍手(焚き火用)、空のペットボトル(水筒がわり)、プラティパス、ダウンジャケット、レインウェア、フリース、アンダーウェア、靴下、長袖シャツ、手袋(夏用)、帽子(夏用、冬用)、虫除けネット(蚊はほとんどいなかったので使わなかった。数箇所さされましたけど)、タオル、石けん、ひも、洗濯バサミ、シャンプー、歯みがきセット、水に溶けるティッシュ、ひげそり、トイレットペーパー、トレッキングポール、トレッキングシューズ、ザックカバー、サブザック、ヘッドライト、予備電池、針金とビニールテープ(装備の修繕用)、裁縫用具、ビニール袋、デジタルカメラ2台(ミラーレスとコンデジ)、ミニ三脚(300円のB級品)、予備バッテリー、予備メモリー、スマートフォン、充電器(電車で充電できます)、変換プラグ(Cタイプ)2つ、腕時計、メモ帳、筆記道具、ナイフとライターと爪切り、バックパック(夫60リットル、妻40リットル)

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ヌクーシオキャンプ(おまけ)

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