大所山(百合ヶ岳)
■大峰山系■2008年11月3日■日帰り 登ったことがないのでとりあえず行ってみよう |
天川村へ奉納神事能を見に行ったついでにどこか山でも登ってこようと思ったけど、天川村まで行って他にもいろいろ山があるのになんで大所山なのか?キュウさんが言うには「登ったことがないから。」 なんか地味そうな山ですが・・・。 |
山頂近くのブナ林。 |
前の晩は和佐又のキャンプ場で一泊して、早朝から下多古へ移動。大普賢岳を目の前にしてなんで?という思いがないこともないけど、今日は夜明け前から小雨が降っているし、まあいいか。 小雨の降る中、カッパを着て琵琶の滝の方へ歩き出す。登山口にクマ注意の看板が出ているし、人もあまりいないだろうからしっかり鈴をならして歩く。遊歩道を30分ほど歩いて、琵琶の滝へ到着。小さなあずまやから滝の写真を撮る。 ここまでくる途中に右の斜面に入っていく道があるはずだったのだけれど見逃してしまった。ゆっくり戻って探す。ほとんど登山口近くまで戻って植林帯の斜面に入っていく道らしきものを見つける。目印の赤いビニールひもがなんだか心細い。斜面の小さな尾根にとりつく。斜面は暗い杉林。雨はあいかわらずシトシト。 天川村まで来たんだから他に山はいくらでもあるだろうになんでこんな地味な山にとあいかわらずブツブツブツと言いたい気分だったのだけどこの植林帯の斜面があまりに急で息つく場所もないので文句を言うのも忘れて必死で登る。途中ロープを使うほど急なところもありこの暗い杉林の斜面をほぼまっすぐ90分ほどのぼり続ける。大きな岩をよじ登るとちらほら雑木の紅葉も見え始める。シャクナゲが多い。 気がつけば向かいの斜面がきれいな紅葉。 開けた明るいブナ林。稜線にでたようだ。ここまで来るとさっきまでの文句も忘れて地味で人のいない山って静かでいいなあとかわびしい感じが晩秋だなあとか思っている。 気持ちのいいブナ林の稜線を歩いていくとすぐに山頂。風がびゅうびゅう吹いているが風を避けながら温かいココアで休憩。 帰りは稜線をさらにもう少し先に進むと右の植林帯の斜面に降りていく道がある。ここはしっかりビニールテープがまかれて標識もでているのすぐみつかった。 ここからは植林帯の中をつづら折れにぐんぐん下っていくだけ。1時間ほどで登山口に到着。下山後キュウさん一言、「1回登ればじゅうぶんだな。」 |
琵琶の滝への登山口。 琵琶の滝。 植林帯の急斜面。 大岩。一つ目はロープがある、二つ目は迂回するようになっている。 稜線にでるとブナ林が広がる。 山頂。 |