鉄山(てっせん)
■大峰山系■2009年2月21日■日帰り 山頂目前無念の敗退 |
今年に入ってから二人とも忙しく近場の散歩程度の山歩きにしかいっていないので、どこか雪のあるところへ行きたいと思うのだけれど最近はどこも雪が少ないようなのでやっぱり大峰へということで鉄山へ。キュウさんは以前鉄山から弥山へ行ったことがあるけれど私ははじめて。 |
山頂が雲にかくれた鉄山。 |
8時半大川口に車を停めて出発。少し手前で落石があり道がふさがっていたのだがなんとか2人で転がせる程度の石だったので石をどけて通ってきた。 橋を渡って杉林の急斜面を登っていく。雪はほとんどない。このままアイゼンを使わないのはちょっと残念。 ずーっと急な登りを登って尾根の上にでると展望が開け、行者還岳の山頂が目の前によく見える。風がめちゃくちゃ強くてそれほど気温は低くないのに指先が痛いほど冷たい。ほとんど雪はないが地面は凍っている。 踏み跡はわかりにくいがテープがこまめについている。少し傾斜がゆるくなったかと思ったらやっぱりまた急登が続く。やせ尾根の木の根と凍った地面が歩きづらい。 山頂の手前のピークへむかう前に10本爪のアイゼンをつける。積雪が急に増えて霧氷もきれい。目の前の急登に少し不安になる。 めちゃくちゃきつい登り。一度とけて凍った雪にアイゼンがささると今度は引き抜くのが一苦労。ときどきロープもあるけれどバリバリに凍ってたよりないので木の根をつかんではうように登る。なんとかこのピークは越えることができた。 最後の山頂までの登り。ますます急な斜面。なんとか登り始めるも山頂手前のクサリ場、クサリは雪の中。キュウさんがまず渡ってクサリをひっぱりだそうとしてくれるのだけれども凍ってでてこない。 後ちょっとで山頂なんだけどなあ。なんとか登れそうな気もするけれど下りのことを考えるとこわいのであっさり断念。キュウさんもまあいいかあということなので帰ることに。 ところが下りようとして愕然。振り向くと急な斜面。登るときより数倍こわい思いをして雪まみれでなんとか下りる。山頂まで行かなくてよかった・・・。 こわい斜面を下り終えたところで10数名のパーティーに出会う。大きな荷物なので弥山まで泊まりで行くのだろう。一列でもくもくと歩いているところが熟練者っぽい。 来た道をひきかえす。途中風をよけてゆっくり休憩。あたたかいコーヒーをいれてパンを食べる。かなり下りたところでまた大きな荷物の単独の人に出会った。やっぱり弥山の方まで行くのだろう。 雪が少なくてもやっぱり大峰。来年にはピッケルがほしいなあ。 |
大川口の手前で落石。 ずーっと急斜面。 尾根にでると風が強い。雪はガチガチに凍っている。 行者還岳のちょっと傾いた山頂がよく見える。 あれがピークか? 下りはほんっと大変。 寒いけど霧氷がきれい。 |