

No.360 「かはづ鳴く」 20x20cm
かはづ鳴く神奈備川に影見えて
今か咲くらむ山吹の花

No.359 「七種の花」 20x20cm
秋の野に咲きたる花を指折り
かき数ふれば七種の花

No.331 「月夜を清み」 20x20cm
ひさかたの月夜を清み梅の花
心開けて我が思へる君

No.330 「星の林」 20x20cm
天の海に雲の波立ち月の船
星の林にこぎ隠る見ゆ

No.329 「去年の春」 20x20cm
去年の春あへりし君に恋ひにてし
櫻の花は迎へけらしも

No.328 「雉」 20x20cm
春の野にあさる雉の妻恋に
おのがあたりを人に知れつつ

No.316 「檜原」 20x20cm
巻向の檜原もいまだ雲ゐねば
小松が末ゆ沫雪流る

No.312 「花橘」 20x20cm
風に散る花橘を袖に受けて
君が御跡としのひつるかも

No.309 「多胡の入野」 20x20cm
我が恋はまさかもかなし
草枕多胡の入野の奥もかなしも

No.306 「萩原」 20x20cm
さを鹿の妻ととのふと鳴く声の
至らむ極みなびけ萩原

No.305 「空ゆと来ぬよ」 20x20cm
下毛野安蘇の川原よ石踏まず
空ゆと来ぬよ汝が心告れ

No.304 「安蘇の真麻群」 20x20cm
上毛野安蘇の眞麻群かき抱き
寝れど飽かぬを何どか吾がせむ

No.286 「姫百合」 20x20cm
夏の野の繁みに咲ける姫百合の
知らえぬ恋は苦しきものそ

No.285「合歓木の花」 20x20cm
昼は咲き夜は恋ひ寝る合歓木の花
君のみ見めや戯奴さへに見よ

No.245 「あかねさす」 20x20cm
あかねさす紫野行き標野行き
野守は見ずや君が袖振る

No.231 「鳥の声」 20x20cm
み吉野の象山の際の木末には
ここだも騒ぐ鳥の声かも

No.230「梅の花」 20x20cm
わが苑に梅の花散る
ひさかたの天より雪の流れ来るかも

No.229 「卯の花」 20x20cm
卯の花の咲き散る岳ゆほととぎす
鳴きてさ渡る君は聞きつや

No.228 「沫雪」 20x20cm
吾背子を今か今かと出で見れば
沫雪ふれり庭もほどろに

No.227「天の火」 20x20cm
君が行く道の長路を繰り畳ね
焼き亡ぼさむ天の火もがも

No.226 「秋山の黄葉」 20x20cm
秋山の黄葉を茂み迷ひぬる
妹を求めむ山道知らずも

No.194 「月読壮士」 20x20cm
天にます月読壮士賄はせむ
今夜の長さ五百夜継ぎこそ

No.196「天の火」 20x20cm
世間を憂しと恥しと思へども
飛び立ちかねつ鳥にしあらねば

No.199 「こころは君に」 20x20cm
今更に何をか思はむうちなびき
こころは君によりにしものを

No.190 「猪養の岡」 20x20cm
ふる雪はあはにな降りそ
吉隠の猪養の岡の寒むからまくに

No.192「やまぶき」 20x20cm
やまぶきの立ちよそひたる山清水
汲みに行かめど道の知らなく

No.193 「ぬばたまの黒馬」 20x20cm
佐保川の小石踏み渡り
ぬばたまの黒馬来る夜は年にもあらぬか
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