狼平・八経ヶ岳

■大峰山系■2010年7月17日〜18日■山中テント泊
■行程[行動時間]
1日目 熊渡8:45〜金引橋9:15〜ナメリ谷〜川合からの道との分岐11:15〜狼平13:15[4時間30分]
2日目 狼平5:15〜弥山小屋6:15〜八経ヶ岳7:00〜弥山辻7:30〜レンゲ道〜狼平への道との分岐8:45〜ナメリ谷〜金引橋11:30〜熊渡12:30[7時間15分]
■メンバー:トモさん(報告者)、キュウさん

梅雨明けのオオヤマレンゲ

大峰に咲く純白の花、オオヤマレンゲ。いつも梅雨の最中に見に行くのですが、今年は少し遅くなってしまいました。まだ花が残っているかどうか・・・

狼平

梅雨明けの夏空広がる狼平。川の水が気持ちいい。


7月17日(土)1日目

大雨で家の近くの国道で土砂崩れがあり通行不能。遠回りして天川村へ向かう。林道は大丈夫だろうかと心配していたけれど特に問題なく熊渡に到着。林道脇に駐車。数台の車がすでに停められている。

しばらく林道を歩き金引橋に到着。ここから弥山川を登る道とナメリ谷のほうへ向かう道にわかれる。今日はナメリ谷のほうへ。

すっかり梅雨は明けたようでいいお天気。気温もぐんぐんあがって、風通しの悪い斜面では暑さと湿度でもうぐったり。虫も多くて長袖の上からもさされる。

川合から続いている尾根道に合流。気持ちのよいブナ林でおにぎりを食べる。うめぼしがおいしく感じる。

シラビソやトウヒが多くなってきてレンゲ道との分岐に到着。キュウさんは途中の湧き水を汲みにいったので一足先に一人で狼平へ。

狼平にはすでに3張りテントが張られている。小屋にも1組か2組はいっているよう。テントの場所を確保してキュウさんがやってくるのをおにぎりを食べながら待つ。

アカショウマ

アカショウマ。だと思う。


オオヤマレンゲ

咲き残ったオオヤマレンゲ。


キュウさんがやってきてテントを張ったら今日はもうのんびりするだけ。川で体を拭いたり足を洗ったりあとは河原で涼む。少し咲き残ったオオヤマレンゲや花盛りのバイケイソウ、クルマユリ、カラマツソウ、ショウキランなど見つけ写真をとる。晩ご飯はちらしずしを食べて8時に就寝。



熊渡

熊渡。


ショウキラン

ショウキラン。


クルマユリ

クルマユリ。


カラマツソウ

カラマツソウ。


河原

河原で足を洗う。


ちらしずし

すし太郎とレトルトご飯で作ったちらしずし。缶詰の赤貝をトッピング。


7月18日(日)2日目

レンゲ道

レンゲ道のシラビソとトウヒの林。


夜明け前に起き出してパンの朝食。テントを撤収。5時過ぎに出発。今日も良いお天気で暑くなりそうなので登りは早朝にすませておきたい。

弥山小屋で朝食の残りのパンを食べて休憩。ここで泊まったと思われる人たちが数組いる。

八経ヶ岳山頂近くオオヤマレンゲが見えてきた。やはり遅かったようだがまだ少し花やつぼみも残っている。カラマツソウやオトギリソウも咲いている。サンカヨウの紫の実もかわいい。毎年梅雨の曇り空の中で写真を撮るのでオオヤマレンゲの写真はボケボケのものばかり。今年は少しきれいに撮れるかも。

サンカヨウ

サンカヨウ。


オトギリソウ

オトギリソウ。


八経ヶ岳到着。霧で景色は見えない。すぐ弥山辻に向かって下りていく。トウヒとシラビソと苔の美しい林の中を歩いていく。残念ながら霧で遠くの山はよく見えないけれど。

狼平への分岐を過ぎナメリ谷へ向かう分岐に到着するころには気温もかなり上がってきた。時々休憩をとりながら金引橋まで下る。金引橋でラーメンをつくって昼ご飯。川の水で体を拭いて熊渡へ。

オオヤマレンゲ

オオヤマレンゲ。やっぱりボケてる。


オオヤマレンゲ

オオヤマレンゲ。真っ白のものはもう少ない。


ハリブキ

全身針だらけの恐ろしい植物をみつけた。ハリブキか。


バイケイソウ

バイケイソウ群落。弥山辻付近。


金引橋

金引橋の下。


Kyuki Woodcut site

久木朋子の木版画