午前9時30分に着いた林道終点は車が4台。ちょっと少なめか。大掃除やなんだかんだと忙しいのだろう。林道終点付近の舗装路面に雪はまったくないが、山肌から流れてくる水が凍っていて注意しながら歩いた。登山道に入っても雪は2〜3センチ。ちょっとがっかりである。気温も高め、霧氷は大丈夫だろうか。
むぎゅむぎゅ。それでもこの冬はじめての雪の感触は味わいながら歩く。間もなく沢を渡るところに来た。この道は片道で4回沢を渡らなければならない。4〜5日前の大雨のせいだろうか幾分いつもより水量が多いように感じた。飛び石が氷で覆われていないので、それほど苦労せずに渡る。
中間点である明神滝あたりから樹の枝先が白くなってくる。いつも霧氷が現れるのはこのあたりからだ。もう少し上へ登ると、よりはっきりしてくる。エビの尻尾のような豪快なのもいいが、このような細い針を思わせる繊細な霧氷もいい。それにしても天気が良くない。空もなにもかもが白っぽく、コントラストがでないので、なかなかいい霧氷の写真が撮れない。
冷たい風が西から吹きつける斜面をひと登りして明神平に到着。いたのは2組のパーティ。あとは国見山でも行ったのだろう。天理大学山小屋の裏手でコーヒーを沸かし、軽くパンの昼飯をとる。みるみる体が冷える。国見山に足を伸ばそうかと考えていたが、いまいちモチベーションが上がらず、降りることにした。まあ、霧氷も見れたし、良しとしよう。次は高見山かな。
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登山口付近のつらら
何度か沢を渡り明神谷を登る
明神滝
いつもより小さめな霧氷が美しい
何もかも真っ白の世界
薊岳を眺める
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